刑事被告人・小沢一郎を擁護する者へ

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 必死でコメント入れているのはなぜですか?

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 昨日のエントリーにも小沢を擁護する連中がコメント欄に湧いていましたが、しつこいようで申し訳ありませんが、いい加減諦めて欲しいのでここで再びまとめて質問しておきます。

 2ちゃんねる掲示板によくまとめられた文章があったので、それを紹介しておきます。これは産経新聞の記事を基に作成したものです。先ずはこれまで明らかになった事実関係。

 Ⅰ 資金移動

 1 H16.10.12 小沢から石川へ4億円(A)が渡される→陸山会の口座へ入金

 2 陸山会は、H16.10.5に1000万、29日午前に3億4000万を不動産会社に支払い、

   世田谷区深沢の土地3億5000万円で購入。

 3 H16.10.29午後、陸山会は、3つの関連政治団体から1億8000万円を集め、陸山会保有の2億円あまりを合わせて「定期預金4億円」を組んだ

 4 3の直後に、この定期預金を担保に小沢名義で銀行から4億円(B)の融資を受けた

 5 4億円(B)は実質的には、陸山会の借金なので陸山会が管理した(年450万円の金利発生)

 ここまでが引用
 この事実に関して、小沢被告は全く逆の説明をしていました。どういうことかと言えば、小沢被告の説明を振り返って見ましょう。

  2007年2月「皆さまの献金

  2009年10月「銀行からの融資」
 
  2010年1月16日「父親からの遺産」
        (弁護士の説明による)
   
  2010年1月26日「私や家族の口座から
       引き出した事務所金庫内の金」

 説明を二転三転させました。本来は自己資金があったので、その金を石川被告に渡し土地を購入した。その事が本来は一番最初のことなのです。

 それから「陸山会」や他の政治団体の資金をかき集め、わざわざ定期預金にして、それを担保にして小沢被告名義で銀行から借り入れた。

 
小沢名義で購入した土地の4億円からの購入資金が、どうしても小沢被告本人から出たということを隠したかった。だからこそこのように説明が変わらざるを得なかった。

 ここからが引用

 Ⅱ 政治資金収支報告書の問題

 6 H16.10.29、石川は、2の土地の本登記を翌H17.1.7に行う合意書を不動産会社と取交わした
  →土地の取引をH17年にした

 7 1の4億円(A)、2の3億5000万円はH16年政治資金収支報告書に記載されず(不記載)、
   2の3億5000万円はH17年政治資金収支報告書に記載された(虚偽記載)
  →小沢被告の起訴内容

 8 小沢は、特捜部の任意聴取で、4億円(A)が土地購入費であると認める。

 9 収支報告書に記載されているのは、「定期預金4億円」、4億円(B)の銀行→小沢→陸山会

 10 検察審査会の議決は、9が「土地購入資金の原資を隠すための偽装工作」と指摘

 以上
  なぜ、このような不記載や虚偽記載をおこなったかと言えば、検察審査会の委員が指摘したように、土地購入資金の原資を隠す為の偽装工作の可能性があり、裁判で白黒をつけるのは当然との判断は何も間違っていない。

 ここからが引用

Ⅲ 土地購入原資の問題

 11 H19.2記者会見 小沢は「献金してくれた皆様のお金」が原資と説明

 12 原資の収支報告書への記載ズレが問題となったH21.10 原資は「銀行融資」→4億円(B)

 13 3~5の直前に土地代金を支払ったことが判明H22.1 
   原資は「個人事務所の金庫で保管していた個人資産」→4億円(A)
  →内訳は(1)東京・湯島の自宅を売却して自宅を購入した際に残った2億円
       (2)家族名義の口座から平成9年に引き出した3億円
       (3)家族名義の口座から平成14年に引き出した6000万円

 14 検察審査会の議決は、11~13の説明を 「不合理で到底信用できない」とし、「収支報告書の不記載、虚偽記載にかかる動機があったことを示している」と指摘した 。

 以上

 
  2億円とか3億円とか、そのような巨額な金を十年も二十年間も個人事務所で保管していたなどと一体誰が信じるのでしょう。この間は高金利の時代もありました。銀行に預けていればどれほどの金利が得られたのか?「不合理で到底信用出来ない」とされて当たり前です。

 ここからが引用

 Ⅳ 公判の焦点→小沢被告がどこまで資金移動や会計処理を把握していたのかという点

 15 銀行融資の関係書類(融資申込書、約束手形)には、小沢被告本人の署名がある
  →小沢「石川被告から特に説明を受けることなく、求められるままに署名した」と供述

 16 自己資金の4億円(A)と融資の4億円(B)。小沢は短期間に計8億円の用意に関与しながら、なぜ石川被告に使途などの説明を求めなかったのか。
  →検審はこの点についても「極めて不合理・不自然」としている
(敬称略)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110131/
trl11013120420016-n1.htm


 以上

 
小沢被告が3億円からの銀行融資を受けるに際して、秘書に説明を求めないで署名したなどということはあり得ない。一般の人の感覚なら誰しもがそう思います。「極めて不合理・不自然」と検察審査会委員が言い切ったのも分かります。

 さて、以前から小沢擁護派にはこの点を質問してきました。

 即ち間違いを指摘され、次々に説明を変えて、最後にしぶしぶ自分の金であったと認めたことについてどう思うのか?

 検察審査会の強制起訴で示された「不合理で到底信用できない」「極めて不合理・不自然」に関してどのように考えるのか?

 簡単なことではないですか?

 先ずは私に質問したい人は、私が前々から問いかけているこの点について、自分の考えを述べてからコメントして頂きたいとかねてよりお願いしています。

 新しい質問も加えておきましょう。

 当初検察の捜査に対して、あれほど国策捜査とか検察の陰謀などと批判していた小沢被告はなぜ豹変したのか?

 「徹底した検察の公正で公平な取り調べの結果、自分は何の問題もないと判断されました。」このように小沢被告は言っていました。検察批判を引っ込め自分が起訴を免れたことで身の潔白の証明だと言い始めた。

 よって逮捕・起訴された秘書達に対しての検察批判は一切口にしてこなかった。今回の民主党倫理審査会への文書でもそれは明らかだった。

 東京地検特捜部の徹底した捜査で私は不起訴処分となった。元秘書3人が逮捕・起訴されたことを処分の理由にしているが、3人は一貫して無罪を主張してきた。自らの罪を認めた秘書の事例と同列に私の問題を論ずることには違和感がある」

 秘書達は一貫して無罪を主張してきたが、最後には罪を認めたと言っているように見える。徹底した捜査での不起訴処分という決定を潔白の証明とする以上、東京地検の捜査そのものを否定することが出来ないという苦しい一面が見てとれる。

 何故、小沢被告は検察の陰謀、自分を罠に嵌めようとした捜査であると批判しないのか?この問題に対する私の個人的な見解は一つだ。小沢被告は検察と裏取引をして幕切れを図った。

 しかし、国民から選ばれた検察審査会委員はそれを許さなかった。故に検察も今回ばかりは腹を決めて裁判では小沢被告を有罪にするために、当初封印しようとしたヤミ献金にまで言及し始めた。

 そのように考えています。それは後日詳しく書いて行くつもりです。