盗人猛々しいとは この事と判断しました

「秘書に一切任せていた」=被告人質問で小沢元代表陸山会事件公判・東京地裁

時事通信 1月10日(火)11時4分配信
 
 資金管理団体陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた民主党元代表小沢一郎被告(69)の第12回公判が10日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、被告人質問が行われた。小沢被告は「土地購入を了解し、手持ちの資金を出した段階で私の関与は済み、その他の実務的なことは一切(秘書に)任せていたので分かりません」と述べ、収支報告書の記載への関与を改めて否定した。

 土地購入費の4億円については、「(陸山会との)貸し借りの認識はなかった。(原資は)両親からの相続や印税などの現金」と述べた。

 弁護側の質問に小沢被告は、政治団体の事務などを秘書に任せていたと説明。「重要なことは報告させていたか」と問われ、「任せた仕事について、いちいち検証し、干渉していたのでは任せる意味がない」と話した。

 陸山会の会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)が、実際には収支報告書の作成などに関わっていなかったと公判で証言したことについては、「事実だと思う。問題ではない」とした。

 小沢被告は土地取引の経緯を、「秘書の数も多くなり、寮が必要ということで購入の話が進んだ。いい土地が見つかったという話を聞き、購入することで合意したと思う」と説明。土地を購入すると政治活動に支障を来すと秘書に言われ、「それじゃあ自分の手元にある金を用立てよう、となった」と述べた。
 購入金額については「土地を購入して寮を建てる建築費まで入れて、粗々4億円と聞いたように思う」と説明した。