盗人猛々しいとは この事と判断しました
資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた民主党元代表小沢一郎被告(69)の第12回公判が10日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、被告人質問が行われた。小沢被告は「土地購入を了解し、手持ちの資金を出した段階で私の関与は済み、その他の実務的なことは一切(秘書に)任せていたので分かりません」と述べ、収支報告書の記載への関与を改めて否定した。
土地購入費の4億円については、「(陸山会との)貸し借りの認識はなかった。(原資は)両親からの相続や印税などの現金」と述べた。
弁護側の質問に小沢被告は、政治団体の事務などを秘書に任せていたと説明。「重要なことは報告させていたか」と問われ、「任せた仕事について、いちいち検証し、干渉していたのでは任せる意味がない」と話した。
小沢被告は土地取引の経緯を、「秘書の数も多くなり、寮が必要ということで購入の話が進んだ。いい土地が見つかったという話を聞き、購入することで合意したと思う」と説明。土地を購入すると政治活動に支障を来すと秘書に言われ、「それじゃあ自分の手元にある金を用立てよう、となった」と述べた。
購入金額については「土地を購入して寮を建てる建築費まで入れて、粗々4億円と聞いたように思う」と説明した。