【小沢被告第3回公判(11)完】不記載指摘も「忘れた」 石川議員に疲れ、転びそうになる一幕も

【小沢被告第3回公判(11)完】

不記載指摘も「忘れた」 石川議員に疲れ、転びそうになる一幕も

2011.10.28 19:47 (1/4ページ)小沢被告 第3回
 (16:40~17:15)
 《資金管理団体陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表小沢一郎被告(69)の第3回公判は、検察官役の指定弁護士による元秘書の石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴=の証人尋問が続く》
 《指定弁護士は、小沢被告から石川議員が受け取った4億円を土地購入に充てず、なぜ預金担保にして融資を受けて購入したかをさらに追及する》
 証人「前にも預金を担保にして買っていた。出資の実態は違うが、小沢先生が『買う』とお金を出したことに違いはない」
 指定弁護士「小沢さんからはいつごろまでに返済しろと言われましたか」
 証人「言われなかったです」
 指定弁護士「自分のお金なのにいつ返ってくるのかという質問はなかった」
 証人「ありません」
 指定弁護士「検察官には全く違った説明をしていますよね」
 証人「全く違うとは…」
 指定弁護士「(自身の)公判で説明した通りということですか」
 証人「はい」
 《話題は石川議員が起訴された事件に移る。指定弁護士は、平成16年の陸山会の収支について質問を始める》
 指定弁護士「他の団体から来たお金に不記載があった」
 証人「5つの団体の通帳は私がすべて預かっていましたが、いつでも返せるつもりでいた。改めて不記載と言われると、それは違うと」
 指定弁護士「忘れたということですか」
 証人「はい」
 指定弁護士「一部は戻したが、一部は忘れたということ」
 証人「はい」
 指定弁護士「(小沢一郎政経研究会の7500万円は…」
 《ここで弁護団を率いる弘中惇一郎弁護士が異議を唱える》
 弁護人「別件の事件の話ではないですか!」
 指定弁護士「いやいや、収支報告書に記載されている内容を…」
 《大善文男裁判長が取りなす》

小沢被告 第3回のニュース