マルチ・山岡氏の消えぬ疑惑 「合法的ビジネス」と反論 セミナーで「バックアップ」約束
マルチ・山岡氏の消えぬ疑惑 「合法的ビジネス」と反論 セミナーで「バックアップ」約束
2011.11.20 21:59 (1/3ページ)[民主党]
山岡賢次消費者問題担当相・国家公安委員長の疑惑が止まない。特に問題視されているのはマルチ商法(連鎖販売取引)との関係。山岡氏は「事実無根だ」などと反論するが、身内の民主党からも、山岡氏の閣僚ポストとのからみで「取り締まられる側が取り締まる側になった」(閣僚経験者)と皮肉る声があがる。山岡氏への問責決議案の参院提出が取り沙汰される中、何が問題とされ、それに山岡氏はどう答えているのか-。(水内茂幸、杉本康士)
■“後押し”約束
平成20年6月、千葉市内で開かれたあるネットワークビジネスのセミナー。そこに山岡氏の姿があった。
「民主党『健全なネットワークビジネスを推進する議連』顧問」-。こんな肩書で紹介された山岡氏は数千人の「会員」を前に、まずは得意の「義父ネタ」を披露した。
その後は「日本でネットワークビジネスは、ネズミ(講)と勘違いされちゃった。これは大変に不幸なことで(普及が)遅れちゃいました」などと演説。最後は「みなさんがちゃんとした態勢で働けるよう、バックアップしようと思っております!」と訴えた。