日清戦争により日本が清国から朝鮮を独立させた

日清戦争により日本が朝鮮を独立させた

 
11分 - 2008年9月25日 - アップロード元: zaitokukainagoya
在日特権を許さない市民の会」における村田春樹先生による講演の一部です。 朝鮮・韓国日本の歴史の勉強会です。 韓国人や中韓国好きの日本人の主張する歴史と比較し ...
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経緯

冊封体制下の秩序と開国

 当時朝鮮半島を治めていた李氏朝鮮は、清朝中国を中心とした冊封体制を堅持し、鎖国状態にあった。大日本帝国による開国要求は、その要求国書において歴代の中国皇帝と同列の「天皇」を使用していたこともあり、長らく中華秩序の一翼を担ってきた朝鮮側からは、中華秩序に対する挑戦と受け取られた。朝鮮側は、大日本帝国政府による近代化の要請を内政干渉としたほか、李氏朝鮮では大日本帝国の民間知識人による近代化のアドバイス侵略的意図があるものと捉えられ、朝鮮王朝内部における政争の一因となった。
 
 西欧列強や、朝鮮を取り込もうとするロシア大日本帝国朝鮮半島鎖国状態が続くことを容認せず、大日本帝国江華島事件を機に李氏朝鮮不平等条約である日朝修好条規を締結し、これを契機に李氏朝鮮は列強諸国とも同様の条約を結ぶことで開国を強いられた。
 大日本帝国側は条約締結の際、朝鮮を清朝冊封体制から離脱させるため「朝鮮は自主の邦」という文言を入れることに固執したが、これは冊封体制に依存していた朝鮮王朝や朝鮮側知識人にとって容易には理解しがたいものであった(誤解されがちだが、冊封体制下の国、すなわち「朝貢国」とは、即「従属国保護国」を意味しているものではないことについての認識の差が両政府間に存在した)。

開国後から日清戦争まで

 大日本帝国による朝鮮開国後に甲申事変が起きるなど、李氏朝鮮の内部からも改革の要求は出ていたが、実権を掌握していた興宣大院君閔妃は守旧的態度を採り続けた。大日本帝国は自国主導による朝鮮半島の政治改革を目指したが、清国側はあくまでも「李氏朝鮮冊封体制下の属邦である」との主張を変えなかった。
 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1b/Coree.jpg/250px-Coree.jpg
ジョルジュ・ビゴーによる当時の風刺画(1887年)
日本と中国(清)が互いに釣って捕らえようとしている魚(朝鮮)をロシアも狙っている
 
 朝鮮半島を挟んで日清両国の関係が緊張するなか、李氏朝鮮内部においても悪政と外圧の排除を唱えた東学党による農民反乱・甲午農民戦争が起きた。日清両国はそれぞれ、「乱の鎮圧」を名目に朝鮮半島に出兵したが、既に農民勢力と政府の間には和約が結ばれ日清両軍は出兵の口実を失った。しかしこれを朝鮮への清国の影響力を排除する好機と捉えた陸奥宗光など大日本帝国政府側は「李氏朝鮮政府の内政改革勢力からの駐兵要求」など、新たに口実を設けて自軍の駐留を続けた。
 清国も同様に軍の駐留を続行し、1894年日清戦争が勃発することとなった。日清戦争で勝利した大日本帝国は清国との間に下関条約を締結した。大日本帝国が朝鮮で開発を行うために清国と朝鮮との宗属関係の排除が必要であり、下関条約によって朝鮮が自主独立国であることを認めさせることにより大日本帝国の権益の障害となる朝鮮半島での清国の影響力を排除することに成功した。

三国干渉後と大韓帝国の成立

 日清戦争直後の朝鮮半島では、大日本帝国を後ろ盾とする改革派の勢いが強まったものの、その後大日本帝国が西欧列強による三国干渉に屈服したことで、朝鮮王室は列強同士の牽制による独立維持を目指し帝政ロシアに接近した。そのため、政争が過激化した。閔妃暗殺もこの時期である。1896年に親露保守派が高宗をロシア公使館に移して政権を奪取、高宗はロシア公使館において1年あまり政務を執う異常事態となった(露館播遷)。
 この事態は李氏朝鮮帝政ロシア保護国と見なされる危険性もあったことや朝鮮の自主独立を目的とする民間団体である独立協会からの還宮要請に応えるため、高宗は1897年2月に慶雲宮に還宮し、皇帝が主権を取る清国や大日本帝国帝政ロシアに対抗するため朝鮮国李氏朝鮮は通称)から高宗は1897年10月に皇帝に即位し国号大韓帝国と改めた。
 
 
 
下関条約は、1895年4月17日に下関で締結された、日清戦争後の講和会議における条約である。正式名称は日清講和条約(にっしん こうわじょうやく)。
 
第一条 清国は、朝鮮国が完全無欠なる独立自主の国であることを確認し、独立自主を損害するような朝鮮国から清国に対する貢・献上・典礼等は永遠に廃止する。
 
 

転載元転載元: 底質汚染・底生生物減少・水域汚染&国境警備 独学帳