■ 【爺様の長いつぶやき】狡猾な小沢一郎の出自隠しか

■ 【爺様の長いつぶやき】狡猾な小沢一郎の出自隠しか

<爺さまの長い、長いつぶやき・・・>
 岩手県の水沢で小沢が両親の大法要をやると朝日新聞が報じたな(4月10日付)。今さら年忌でもないのに、父・佐重喜と母・みちの法要をなぜ今やるのか。何と招待客は数千人規模だというから、さすがパフォーマンスが得意の小沢らしい。「なぜ、この時期にやるのか、よくわからない。本人がしゃべらないからね」と地元後援会長もいぶかっているらしい。さらに別の側近は朝日新聞によると「最近、小沢氏の心境に変化があった」といい、「別に今年やらなくってもいいんだ。政治人生が残り少ない中での決意のあらわれだ」ともいうのだが、そんな話は俺様にいわせりゃ面妖きわまりないきれいなハナシだよ。
 俺様の推理を述べると・・・この壮大なパフォーマンスは、いよいよ追い詰められた小沢が、苦し紛れに巧妙に仕組んだ「出自隠し」以外には考えられない、ということにほかならない。新潮45別冊・小沢一郎研究」を読めば、
 の謎がズバリ解明されているのだが、すべてはこのスキャンダル暴露に大きな理由があるといっていいだろう。
 そもそも小沢家は、そんな大法要を挙行するほどの由緒ある名家でもない。一説によれば馬車曳きの家系だという。さらに小沢が過去このように両親に孝養を尽くした、という話も寡聞にして聞いたことがない。あれほど世話になった金丸信の遺族からさえ、身勝手な小沢はいまもって墓参拒否を言い渡されたまま、だというではないか。さもありなん、角栄の墓参りもあれは小沢一流の人たらしの芝居であることは見え透いているよな。真紀子共演の選挙用の仕掛けというわけさ。
 ところで、小沢の父・佐重喜(さへき)は確かに衆議院議員で第2次吉田内閣で運輸大臣を務めているが、俺様の記憶で鮮明なのは戦後間もなく隠退蔵物資に絡んで東京地検特捜部(当時は隠退蔵物資摘発本部)に摘発され、大騒ぎになったことだよ。いまにしていえるが、親子してろくでもない犯罪一家ともいえるが、当時、衆院の隠退蔵物資摘発委員会の世耕弘一委員長に怒鳴り飛ばされていたことをよく記憶している。わらじ履いて水沢から徒歩で上京、苦学の末弁護士になった、という話はよく知られているが、上記のエピソードを知る者は少ないと思うよ。
 つまりね、多額の政党助成金を衆人環視のもとにも関わらず窃盗(税金泥棒)、あまつさえ、不動産買漁りであくなき蓄財をやらかしている小沢一郎という男の破天荒な恥知らずは、まさに親譲りというわけなのさ。だって隠退蔵物資犯罪というのは当時、GHQ(連合国総司令部)直轄で逮捕されれば身柄米本国送りという重犯罪だったんだよ。
 小沢の母親・本名・荒木みちにも触れておこう。父・佐重喜の伝記的な刊行物「人間小沢佐重喜」(陸山会発行)によれば、「みち夫人は明治34年2月15日千葉県東葛飾郡風早村に元庄屋・荒木儀助の4女として生まれた。父儀助は千葉県議会議長もやった地方の名望家だった」と母方の家系にも政治家の血が流れていると思わせる記述がある。だがこれがとんだ大嘘で、荒木儀助なる千葉県議会議長は過去に実在しておらず、県会議員にもいない、という千葉県議会事務局総務課の話なのである.なぜこのようなまやかしがまかりとっているのか、不可解な謎といえよう。
 謎と言えばもっと不可解な事実がある。この荒木家は現在、みちさんの姪の長男(72)が継いでいるが、この実家の土地登記簿謄本に昭和61年5月、千葉朝鮮信用組合から三億五千万円を極度額とする巨額融資の記載があるのである。債務者は朝鮮名の男になっているが、経済に通じているものならすぐにわかることだが、朝鮮信用組合という金融機関は在日朝鮮人以外の、例えば日本人には融資を行わないという原則がある。荒木家の内部深くに何か他言をはばかる重大ななにかがありそうである。
 
 さて、話を小沢家の大法要にもどそう。普天間はじめ民主党には問題山積、しかも参院選挙を控えて小沢は超多忙なはずである。何を血迷って今さら両親の供養を急ぐのであろうか。今のところ理由らしきものは何一つ見当たらない。述べたとおりこれは小沢の得意とする目くらまし作戦なのだろう。大法要は今月の18日には行われる手はずだという。しょせんはきれいごとで飾ろうというのだろうが、もはや出自を隠し通すことは無理筋というもんだろう。なにより小沢一郎の虚飾は国民の目には先刻ばれていることを知るべきなのだよ。覚悟しろ、小沢よ!