「改めて私が書いた」と小沢氏 確認書の後日作成認める

「改めて私が書いた」と小沢氏 確認書の後日作成認める

2011.10.21 00:50
 民主党小沢一郎元代表(69)は20日、自由報道協会主催の会見で資金管理団体陸山会」が購入した土地に関し、平成19年の会見で自身が権利を持たない証拠として公開した「確認書」について、当時は作成日時を「17年」と説明していたが、会見直前に作成していたことを認めた。
 小沢氏は20日の会見で「(作成を)指示していたのに、抜け落ちていたから、改めて私が書いた」と釈明。また、「疑念を持たれないようにと、ほとんどの文書は契約と同時に作成されたが落ちていた。今からでもいいからやろうと。何も悪いことではないと思う」と話した。
 19年2月の会見で、小沢氏は、不動産登記は政治団体名義が認められず、代表者の個人名になったとした上で、土地の本登記をした17年1月7日付の確認書を示し、「購入契約は陸山会の名で交わし、その都度、書面で確認している」と述べていた。
 確認書の作成日時の偽装は、土地購入をめぐる事件の検察の捜査で発覚した。検察審査会が起訴議決の中で、確認書が後日作成された点を虚偽記載の状況証拠と指摘。今月の小沢氏の初公判では、検察官役の指定弁護士も確認書について虚偽記載のつじつま合わせの一環としていた。

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