民主党の「だらしない下半身」

 民主党の「だらしない下半身」
「おれの宿舎に来ないか?可愛がってやるから」素肌に着たシャツの胸元を大きくはだけさせた男は隣に座った女性の身体を撫で回しながら、こう囁いたという。
「5年くらい前、一緒にカラオケに行ったのですが、"今回の一軒"で当時の光景を鮮明に思い出しました。同席したホステスたちを順番に口説いてまわり、結局、一人と一緒に帰っていきました。いくら独身とはいえ、本当に国会議員か、と信じられない思いでした」
民主党関係者がそう振り返る議員とは、中井洽国家公安委員長(67)。「週間新潮」が、30代銀座ホステスとの路チュー現場や、彼女に議員宿舎のカードキーを渡していたと報じたことで思い出したという。件(くだん)の銀座ホステスとの関係は番記者の間でも有名だった。「夜回りで宿舎で待っていたら、一緒に帰ってきたこともあるほど。日ごろから『俺はもてるんや』『バレンタインの日には調整が大変』などと豪語しており、国家公安委員長なのに脇が甘すぎる、と思っていたら案の定でした」(民主党担当記者)
鳩山由紀夫首相は、「中井大臣が法令違反というようなことをしたことはない」と述べ、進退については、不問に付した。政治評論家の三宅久之氏は、そこには、"ある内部事情"があると見る。「鳩山さん自身も愛人問題では、すねに傷をもつ身。そればかりか副総理の菅直人さんもスキャンダルがあったし、細野豪志議員と山本モナさんとの一件もあった。軒並みこの体たらくでは、中井氏を処分などできるわけがない」まさに同じ穴のムジナというわけか。
くしくも十四年前、当時、旧民主党を結成したばかりだった鳩山由紀夫の"室蘭の女"の存在を暴いたのも、「週間新潮」だった。鳩山由紀夫は、初当選前に同級生に連れられていった室蘭のクラブのチーママに一目ぼれ。以後、愛人関係は十年にわたり、「僕の子供を産んでくれ」とまで語ったという。だがその後、別れ話がもつれて金銭トラブルとなり関係は泥沼化。鳩山事務所は、秘書が1千3百万万円の「手切れ金」を支払ったことを認めている。
この記事が出た日、鳩山由紀夫は熱海で議員研修会を開いていた。出席者の一人が当時を振り返る。「その晩、記者との懇談でその話になったんですが、『事実です。妻から怒られました』とあっさり認めた。しばらくたつと、記者の質問に『詳しい話は弁護士に。あ、いないか』と自分でボケて突っ込む、いつもの鳩山に戻りました」後始末はすべて秘書に任せておきながら、本人がこの調子では、周囲も浮かばれまい。
この騒動で、民主党内における主導権は、当時もう一人の代表だった菅直人に移っていく。だが、わずか二年後、今度はその菅直人が醜聞に見舞われる。小誌が報じた「菅直人と六本木のホテルで密会する三十代キャスター」である。相手の女性はテレビ朝日などでキャスターを務めた後、メディアコンサルタントに転進して菅事務所から毎月報酬を得ていた。小誌は、五ヶ月間に及ぶ追跡取材の結果、菅氏と彼女が密会を重ねて、都内のホテルの一室で一夜を過ごすなど、"不適切な関係"の全貌を明らかにした。「実は当時、枝野幸男(現行政刷新担当相)が先に彼女を気に入っていたんです。深夜の喫茶店で熱心に口説いたけど、ふられたそうです。その後、彼女は菅さんと親密になっていき、枝野さんはショックを受けました」(民主党関係者)
06年に山本モナとの元祖・路チュー写真をフライデーされた細野豪志衆院議員の近況はどうか。「発覚直後こそ大人しくしていましたが、党内には『どこまで反省しているのか』と疑う声もあります。というのも、女子アナと見れば、すぐにアドレスを聞き出すのは相変わらずで、モナさんとも未だにメールのやりとりしているようなんです」(別の民主党関係者)
昨年9月、江田五月参院議長、川端達夫文科相直嶋正行経産相ら五人の議員がキャバクラなどの飲食代を「政治活動費」として計上していたことが発覚したが、民主党にはキャバクラ好きが多い。中でも"キャバクラ三銃士"と呼ばれる議員たちがいるという。「NHK記者時代から女の噂が絶えなかった安住淳議員は、隣に女性が座った瞬間から口説き始める。民主党七奉行の一人、樽床伸二議員はとにかく女性にマメです。それから、羽田雄一郎議員は、『銀座では(かつてクラブが軒を連ね、いまやキャバクラが増えた)ウオータータワービルにしか行かない』と公言しているほど」(同前)
一方で、秘書や職員など身内に手を付けるパターンも民主党には多い。小誌が昨年7月2日号でスクープした、和田隆志議員と秘書との不倫も典型的な例だ。和田隆志は妻子ある身でありながら、公設秘書の女性に議員会館の部屋でセックスを強要。不倫関係になった挙句、一方的に女性を解雇し、給料も未払いだった。しかし、辞職することなく、議員を続けている。「副幹事長の中の一人は、以前女性秘書と付き合っていて、なんとポルシェをプレゼントまでしたそうです」(民主党関係者)
たかが下半身、されど下半身。民主党議員たちの政治家としての矜持(きようじ)はどこにあるのか。政治家が「選民」と呼ばれた時代は遠くなった。
週刊文春、2010/4/8、より要約)

次のスキャンダル政治家はこの代議士
2010年は、民主党議員の破廉恥行為が相次いで発覚した。まさに信頼できない民主党を象徴するかのような出来事だったが、脇の甘い議員はまだ他にもいそうだ。
10年に報じられた民主党議員のスキャンダルといえば、美人ホステスを議員宿舎に連れ込んだ中井洽・前国家公安委員長。小沢氏の秘書とホテルでお泊りデートした青木愛議員などが思い浮かぶ。「民主党で女性好きの議員と言ったら、誰もが細野豪志議員の名を挙げます」と明かすのは、あるベテラン秘書。「山本モナとのキス写真のせいで、『モナ男』と呼ばれています。最近もある議員は『あいつから女を取ったら細野じゃない』と話していたし、隙あらばという感じでギラギラしてます。一時、福田衣里子を可愛がっていましたけど、モナの件でガードが堅くなっています」
奇しくも細野議員と親しい若手議員が危ない、と指摘する声もある。「細野さんと同じ凌雲会に所属する田村謙治議員ですよ。彼は既婚者ですけど、大の合コン好きとして党内でも有名です。彼は自己紹介する時、持ちネタがあって、『僕はたむけんなんだ』と言う。すると、女の子は『えーっ、芸人の?』と言う。すると彼は、『政治家のたむけんだよ』とお寒いジョークを飛ばします」(若手秘書)
民主党には、軽いノリの議員が多い。国会議員の風格は、ゼロである。「実は、週間新潮さんが中井さんの件を報じた後、週刊誌に田村議員が若い女性とのキス写真を撮られたという話が永田町で流れ、ちょっとした騒ぎになったことがありました」(同)
大物議員はどうか。前原誠司議員が外相になって、民主党の国際局にいた女性職員が政務秘書官に大抜擢された。ただ、当人たちは怪しいと噂されることを警戒して、行動する時は外務省の事務の秘書官を入れ、常に3人で行動しているそうです」(ベテラン秘書)
その他、脇の甘そうな議員といえば、「海江田万里財務相はその昔、週刊誌に不倫スキャンダルをスッパ抜かれ、民主党が政権を取ってからも週刊誌が取材していました。それと、樽床伸二議員の銀座のクラブ好きも有名ですね。行き付けの店のママといい仲なんじゃないか、と言われていました」(同) またまたスキャンダルが発覚しそうな民主党のセンセイたち。11年の日本の政治は、さらに混迷の度を深めそうである。
週刊新潮、2010/12/30より要約)

首長75%、民主党政権評価せず
地方自治体の首長の75%が民主党政権を評価せず、87%の首長が衆院選時の政権公約マニフェスト)の見直しを求めていることが、読売新聞社の「全国自治体首長アンケート」でわかった。
政権に対する首長の評価のうち、「大いに評価する」は1%に満たず、「多少は評価する」も22%にとどまった。逆に「あまり評価していない」が60%に達し、「全く評価していない」が15%を占めた。
マニフェストの見直しを求めている首長に、どの政策かを複数選択で聞くと、88%が子ども手当を挙げた。財源不足から、従来の児童手当分が地方負担として継続されることへの批判が噴出した。
(読売新聞、2011/3/6) [
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